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Seedance 2.0 と MiniMax H3、どちらを使うか

Seedance 2.0 と MiniMax H3 を解像度・ネイティブ音声・尺・実際のクレジット単価で実数値まで並べて比較。2026 年 8 月に追加された Seedance 2.5 の位置づけ、長回しや参照画像 9 枚超えの判断軸も同じ記事に整理し、最後に MiniMax H3 Max の Live Mode についても触れます。

2026年7月29日2026年9月5日 更新Video Gen NowVideo Gen Now
Seedance 2.0 と MiniMax H3、どちらを使うか

Video Gen Now のモデル選択には 3 つのモデルが並んでいます。Seedance 2.0Seedance 2.5MiniMax H3 です。優劣ではなく形が違うので、仕事に合わないものを選ぶと品質かクレジットのどちらかを損します。

この記事では、多くの人が迷う 2.0 と H3 を数字で比較し、そのうえで 2.5 の位置づけを整理します。

結論から

  • 4K、または 5 秒未満のクリップが必要 → Seedance 2.0
  • 2K を予測可能な定額で、特に長尺や横長のショット → MiniMax H3
  • 15 秒を超えるワンテイク、または参照画像が 9 枚を超える → Seedance 2.5
  • 1.5 秒ほどで返ってくるレンダリング、768p と音声つき → MiniMax H3 Max

MiniMax H3 Max は MiniMax H3 の新しい高速版です。 上限は 2K ではなく 768p ですが、fal のモデルページによると 768p・5 秒のレンダリングは Turbo エンドポイントでおよそ 1.5 秒 —— 生成が再生に追いつく速さです。専用ページ の Live Mode で動き、1 アカウントにつき 1 本を無料で試せます。以下の 3 モデル比較には含まれません。

1 つだけ覚えるなら、Seedance はピクセル課金、MiniMax は秒課金。以下はすべてそこから導かれます。

Seedance 2.5 はどうなっている?

Seedance 2.5 は 2026 年 8 月 10 日からモデル選択に並んでいます。 ただし 2.0 の置き換えではありません。取捨の方向が違うだけで、多くの用途では今も 2.0 のほうが適しています。

この記事の以前の版では、ByteDance の発表前の説明をそのまま引いて 2.5 を「4K 出力」と書いていました。実際は 4K ではありません。 出荷されたモデルの上限は 720p です。実際の内容は次のとおりです。

  • ワンテイクで最長 30 秒(Seedance 2.0 は 15 秒)。これがこのモデルを選ぶ本当の理由です。
  • 参照画像は最大 30 枚(2.0 は 9 枚)。プロンプト側で @Image1@Image2 のように 1 枚ずつ指し示せます。ByteDance が言う「参照 50 点」は画像・動画・音声を合わせた総数で、画像だけなら 30 枚です。
  • 解像度は 480p と 720p のみ。 1080p も 4K もありません。
  • ネイティブ音声は既定でオン、追加料金なし。ここは 2.0 と同じです。
  • 単価は高い。 2 つの解像度は同じトークン単価で、Seedance 2.0 より約 53% 高くなります。5 秒の 16:9 で 480p がおよそ 103、720p が 232 クレジット(2.0 は同条件で 68 と 152)。

つまり判断は絞られます。尺を長く回すか、参照素材を大量に使うときだけ 2.5。 それ以外 —— 4K の仕上げ、安価な 480p の下書き、15 秒未満のクリップ —— は Seedance 2.0 が約 3 分の 1 安く同じ仕事をします。

長回しを流す前に頭に入れておきたい数字がひとつ。720p 16:9 の 30 秒はおよそ 1,387 クレジットです。コストは尺に比例するので、30 秒 1 本は 5 秒 6 本ぶんとほぼ同じ値段になります。

それぞれのスペック

Seedance 2.0(ByteDance のフラッグシップ)

  • 解像度: 480p、720p、1080p、4K
  • 尺: 4、5、6、8、10、12、15 秒
  • アスペクト比: 21:9、16:9、4:3、1:1、3:4、9:16
  • ネイティブ音声 — 効果音、環境音、口の動きに合ったセリフを同じプロンプトから生成。追加費用なし
  • モード: テキストから動画、画像から動画、参照画像から動画(参照画像は最大 9 枚)

MiniMax H3

  • 解像度: すべてのモードで 2K
  • 尺: 5、6、8、10、12、15 秒
  • アスペクト比: 同じ 6 種類に加え、参照モードでは入力に追従する自動設定
  • 音声トラックなし — 出力は無音
  • モード: テキストから動画、画像から動画、参照画像から動画(参照画像は最大 9 枚)
  • 被写体の動きが安定している — 長回しでも顔や商品が崩れにくい

1 本あたりの実際のコスト

クレジットはレンダリングの実コストに連動するため、2 つのモデルは違う軸で価格が決まります。5 秒・16:9 の場合:

  • Seedance 2.0 — 480p で約 68、720p で約 152、1080p で約 341、4K で約 778 クレジット
  • MiniMax H3 — アスペクト比に関わらず 2K で約 130 クレジット

ここは二度読む価値があります。MiniMax の 2K は、Seedance の 720p より安いのです。音が要らないショットなら、高解像度への近道は MiniMax であることが多くなります。

ショットが横長になったり長くなったりすると、関係は変わります。

  • アスペクト比が効くのは Seedance だけ。 ピクセルが増えればクレジットも増え、5 秒 1080p は 21:9 で約 447、1:1 で約 192 クレジットです。MiniMax は秒課金なので、どちらも約 130 クレジットのままです。
  • 尺は両方とも線形。 MiniMax の 10 秒は約 260 クレジット、Seedance 1080p の 10 秒は約 682 クレジットです。
  • 参照画像はある枚数まで無料。 MiniMax は 5 枚まで込み、それ以降は 1 枚ごとに少額加算されます。5 秒・9 枚で約 162 クレジットです。

これらの数字は送信前にジェネレーター上に表示されるので、暗記する必要はありません。レンダリングが失敗した場合、クレジットはそのまま残高に戻ります。

Seedance 2.0 が勝つ場面

音が要るとき。 ここは明確な差です。MiniMax は無音で出力されるので、環境音やスウッシュ、セリフを含む納品物なら、Seedance が同じプロンプトから一度に仕上げます。後付けの音は、避けたかったはずの編集作業を呼び戻します。

4K が要るとき。 LP のヒーローカットや、後工程でトリミングする素材には余白が効きます。5 秒で約 778 クレジットとプラットフォーム内で最も高価ですが、ピクセル単価は 1080p より低いので、額面ほど割高ではありません。

下書きのとき。 約 68 クレジットの 480p が最安です。カメラワークが成立するかを確かめる段階はこの解像度で回し、勝ったものだけを 1080p で出し直してください。その流れはプロンプトガイドにまとめています。

4 秒のクリップ。 Seedance は 4 秒から、MiniMax は 5 秒からです。テンポの速い SNS 用カットでは、この 1 秒が金額にもリズムにも効きます。

MiniMax H3 が勝つ場面

予算が読めること。 秒あたり定額なので、アスペクト比が決まる前でも見積もりが出せます。ピクセル課金では、1:1 を 21:9 に変えるだけで同じショットのコストが 2 倍以上になります。

横長・縦長を高解像度で。 2K のアナモルフィック 21:9 は、正方形と同じ価格です。シネマティックな比率が中心のキャンペーンなら、差は請求書に出ます。

長回し。 音が不要なら、2K・15 秒が約 390 クレジットというのはかなり強い数字です。同じ尺を Seedance の 1080p で出すと 1,000 クレジットを超えます。

被写体の一貫性。 参照画像から動画では、長回しでも顔やパッケージが安定します。アスペクト比を自動にして、アップロードした素材に追従させることもできるので、無理なトリミングが起きません。

参照モードでの注意点

Seedance の参照画像から動画は、より高速・低価格のティアで動きます(5 秒 720p で約 121 クレジット)。ただしこのティアは 720p が上限です。720p を超える参照ベースの動画が必要なら選択肢は MiniMax だけで、2K・約 130 クレジットは上限つきの Seedance とほとんど変わりません。

用途で選ぶ

  • 運用型広告の商品動画 — Seedance、画像から動画、1080p、ネイティブ音声つき。同じプロンプトから 9:16 と 16:9 を出す。同解像度なら価格は同じです。
  • 予算のないコンテンツカレンダー埋め — MiniMax の 2K。1 本あたりが安く、トリミング事故もなく、どうせ音楽を乗せるので無音で問題ありません。
  • 絵コンテやクライアント提案 — Seedance の 480p。売るのは動きであってピクセルではないので、午後のあいだに 10 パターン出します。
  • 人物や商品を一貫させたい — 解像度が要るなら MiniMax、音が要るなら Seedance の参照モード。

よくある質問

途中でモデルを切り替えられますか

できます。モデル選択はプロンプト欄と同じ画面にあり、ライブラリにはプロンプトとセットで全レンダリングが残るので、同じプロンプトをもう一方のモデルで回して並べて比べられます。

高いほうがきれいに出ますか

いいえ。価格はピクセルと秒に連動するもので、センスとは無関係です。よく書かれた 480p の Seedance の下書きは、曖昧な 4K のレンダリングに毎回勝ちます。効いているのは解像度よりプロンプトです。

どちらも画像から動画に対応していますか

対応しています。違いは 1 点、MiniMax はアップロードしたフレームから出力比率を決めるためそのモードに比率の選択肢がなく、Seedance は選べます。

新しいモデルが追加されたら

使い方を変えずに選択肢へ加わります。同じプロンプト欄、同じライブラリ、同じクレジットです。価格の決め方も同じで、クレジットはそのモデルの実コストに連動します。

Seedance 2.5 はもう使えますか

使えます。3 モードすべてで選択でき、専用のモデルページもあります。ただし上限は 720p です。1080p や 4K が必要なら Seedance 2.0 のままにしてください。

まとめ

  • Seedance 2.0 — 音、4K、4 秒のクリップ、安価な 480p 下書き。
  • MiniMax H3 — 秒あたり定額の 2K、横長比率、長回し、720p を超える参照ショット。
  • Seedance 2.5 — ワンテイク最長 30 秒、参照画像 30 枚。ただし上限 720p、1 秒あたりの単価は 2.0 より約 3 分の 1 高い。
  • コストは送信前に表示され、失敗したレンダリングは返金されます。

同じプロンプトを両方で試してみてください。ジェネレーターを開いて 1 本ずつ出せば、映像が答えを出します。プランとクレジットは料金ページにあります。